2020/02/05
発進時のジャダ(クラッチやブレーキにおいて摩擦面の摩擦力が一定でないために生じる振動や異音)が酷く、発進することが出来なくなり入庫しました。
当初はバルブボディのみの交換を予定していましたが、ジャダは改善されたもののクリープ(アイドリング中にアクセルペダルをはなすと車体がゆっくりと進む現象)が直っていないためミッション内部を分解し点検してみるとプーリーが破損しているのが確認出来ました。
これはバルブボディからの圧力がかかりすぎたためプーリー本体が圧力に耐えきれず破損したものと考えられます。
通常走行の場合には上場があまり確認出来ませんが、アイドリング時などの圧力が低いときにはプーリー破損部から油圧が逃げる為クリープが出来なかったと考えられます。
(下段右の画像)破損したプーリーと新品部品です。
(下段左の画像)新品のプーリーに交換する際、カラーの部分を古いものから外して付け替えを行います。