2020/02/07
症状は、時々エンジン不調になる。
症状が出るまでに、とても時間のかかる車両でした。
症状が出た時はエンジンチェックランプが点灯します。チェックランプが点灯した時の症状は、平坦な道を走行している時はアクセルを前回に踏んでも50km程しか出ず、坂道を走行する時は20kmになるとキックダウンして30kmくらいまでスピードが上がり、またスピードが落ちてくるとキックダウンしスピードが上がる症状です。ミッションの不具合と勘違いするような症状です。
診断機を当てると、ポテンションメーターのエラーが表示されます。
当然、スロットルボディを交換してみますが、また数日後にエンジンチェックランプが点灯してしまいました。スロットルボディのカプラーとハーネスピンの接点を清掃してみますが、やはり数日後にチェックランプが点灯します。
症状が改善しないためエンジンルーム内のワイヤーハーネスを全て交換する判断にしました。
スロットルボディのハーネスは、直接コンピューターに接続されます。ハーネスの抵抗を点検しましたが、断線があったわけではありません。
スロットルボディのカプラー及びハーネスは、ラジエターと非常に近い位置にあるためエンジンルーム内の温度が上昇することによりコンピューターへの信号がおかしくなり、エラー信号が入ってエンジンチェックランプが点灯したと思われます。