2020/02/06
1)ヘッドカバーを開ける前にエンジンをアイドリングからレーシングすると吹き上がりが悪く、異音も発生していました。
2)ヘッドカバーを開けてみるとオイルがヘドロ状になっていました。なぜ吹き上がりが悪いのか原因をオイルが交換されてオイル汚れが吹き上がりを悪くしただけではないと判断し、カムロックを付けてバルブタイミングを点検すると、カムロックがはまらず、バルブタイミングがズレている事がわかりました。
3)原因はオイル交換をしなかったため、カムの抵抗が増え、タイミングがズレたのが原因です。
4)オイルポンプにも汚れが付着しています。これらエンジン内部の部品を全て脱着して清掃していかなければ直りません。
17)ターボのオイル通路を拡大した画像で、スラッジで通路が塞がれている状態です。脱着前に白煙等を確認した時に煙は排気よりオイルが燃えていることはありませんでしたが、ここまで酷い状態だとは想像していませんでした。
18)ターボの油圧パイプ内にもスラッジがびっしりと付着しています。